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バイオ医薬品製造におけるMFC利用(2)

バイオ医薬品製造工程においては、最大4種類の気体を流量制御し、pHメータと溶存酸素計(DOメータ)を連動させ、層内又はバッグ内の水素イオン濃度(pH)と溶存酸素濃度(DO)を調整する構造が一般的です。

EtherNer/IPモデルでは、デスクトップの研究室レベル規模で組んだシステムを製造レベルへスケールアップする際、単体制御からレシピコントロールまでの仕様変更が、比較的容易に実施することが出来ます。

BROOKS SLA5800シリーズは、3cc/毎分~最大2500L/毎分の流量までラインアップされており、レシピやインタフェースを使い、パラメータを最大容量に合わせるよう調整することで、スケールアップを行うことが可能です。評価システムでMFCを入れ替えたり増設する際も、LANケーブルと電源ケーブル準備だけで、その他ハードウェアを介さず可能です。フレキシブルなシステム変更のほか、省スペース化とメンテナンス性の向上へも大きく寄与します。 同時にIoT化も可能です。遠隔操作をPCベースで組み込むことも、低いハードルで実施可能です。

SLA5800シリーズ バイオパッケージ では、FDA準拠のエラストマーを採用。証明書類・エビデンス対応も可能でありながら、従来品比でバルブ閉鎖時の遮蔽率をアップし、特に酸素の制御ではより精密な溶存酸素量(DO)の調整が可能になります。SLA5800シリーズは、コントローラ側又は配管への設置になりますので、ステンレス培養槽のほか、シングルユース培養槽でも対応でき、採用実績も多数ございます。

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    EthetnetIP™のメリット

    1. インターネットで使用するEthernetケーブルで接続が可能。
    2. 電源ケーブルとEthernetケーブルが細く取り回しが容易。
    3. 小さくパイロット設備を構築でき、生産装置へのスケールアップも比較的容易です。
    4. 小ロット培養槽に追加で設置するなど、パイロット設備構築の自由度が広がります。

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    SLA5800シリーズエラストマシールサーマル式マスフローコントローラ/メータ